水生の都 / City with charm around the canal 

京都工芸繊維大学 卒業制作

制作者:飯田雅
用途 :水族館
期間 :2023.4-2024.1

現代の都市は新陳代謝が早く、建築をはじめとする多くのものたちが人々の目に映らないまま静かに終わりを迎えている。そこで人々の思い出が強く残る園館施設を都市に持ち出し、場を都市に置き換えることで、都市の風景を思い出の背景として必然的に記憶することはできないだろうか。本提案では、開通から90年ほどが経ち記憶の薄れゆく運河に、改修時期を迎える水族館を展開する。水族館から都市へシームレスにつながる鑑賞体験が、日常にありふれた風景に気づきを与え、都市の魅力の再発見につながっていくことを願う。